たとさんの野帳

生物、自然、アウトドア、雑記を記録していくブログ

野生のサルに出会ったら目を合わせない、歯を見せない

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この記事は以前Macと過ごす日々(https://tatomac.net/archives/14222)に公開していたものです。

野生のサルに出会った時の対応でサルとは絶対目を合わせてはいけません。目を合わせるとサルは人から威嚇されたと思い場合によっては飛びついてくる(サルが身を守るために攻撃)ことになります。

目を見たら威嚇されます

私が以前、伊豆半島の先の半野生のサルを集めている「波勝崎野猿公苑」で調査していた時に色々実験してみました。目を合わせたらサルは途端に表情が変わって目を見開いて威嚇してきますが、目を合わせてすぐに目を離すと威嚇をやめます。ですから目を合わせない方がいいです。もし、目が合ってしまったらすぐに視線を外すこと。そうすれば飛びついてくることはありません。

サルの前で歯を見せない

サルの目を見ないことともう一つ気をつけた方がいいのが、「歯を見せないこと」です。サルの前で「かわいい」思いながらニコと歯を見せて微笑んだら、サルは恐らく威嚇してきます。何もしていないのにサルに襲われたとかとか言っているのは、これが原因なのではないのでしょうか?
私は試しに笑わずにただサルに歯を見せたところサルは威嚇してきました。やはり歯を見せてはいけないようです。これも目を見たとき同様すぐに歯を隠せば、威嚇されることはありません。

威嚇されてしまったときは

すみやかにその場を離れましょう。目を合わせなければついてこないと思います。もししつこく追いかけてくる場合はこれも目を合わさずにサルの目の前で片足で地面を強く踏むようにしてみてください。もしくはバンザイのポーズをしましょう。身体を大きく見せることでサルはこの人は強いと思い威嚇をやめると思います。カサを持っているときはサルの目の前で勢いよくカサを開くのもいいです。サルがびっくりしてその後は何もなかったようにどこかへ行くと思います。

ひとこと

私の体験したのは半野生のサルでしたが、あまりすべてに当てはまるかはわかりませんが、野生のものでも同じような対応で大丈夫ではないかと思います。

半野生のサルを調査していた時に聞いた話はズボンの後ろのポケットに入っている長財布を盗んだとか、手に持っていたカメラ(その当時は写ルンです)を盗むサルがいました。あとはメガネを盗むサルもいました。私も1回サルにメガネを取られたことがありました。どうも係員の投げる餌をもらうためにわざとやっているらしかったですけどね。